2005年 02月 15日
インドにて2
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1979年、インド、プーナのアシュラム滞在時に、レポート用紙に鉛筆で描いた落書き2。
当時のぼくの心象風景。
とても性的な絵だと自分では思っている。
剣道着を着た男が、竹刀を持って女の体に触ろうとしている。
しかしその女は、化け物のような男にぴったり憑依されている。
竹刀は、男根の象徴だろう。
それを隠して、素手で触ろうとしている腕は、書物を土台にしたつっかえ棒によって阻止されている。
竹刀の先に向かって階段を駆け上がっていく男は、やがて階段を駆け下りることになる。
その行く先には、ドーム型をした森があり、もう一つ別の太陽が輝いている。
やがて彷徨い、辿り着くことになるメンドシノの森だろうか?
小さい女の子が亀に縄を付けて、川の上を散歩している。
それを見守るように、長身の男が森の木と見分けもつかない姿で、彼女に寄り添って歩んでいる。
その川の脇には、遭難した男女。
たぶん、ぼくの父と母だろう。
僕は、超高層ビルのてっぺんで、膝を組んで寝転びながら、月の裏側を見ている。
本当の顔はわからない。
仮面をかぶっているからだ。
しかし、体だけは、衣服や皮膚や肉までも透して、骨まで透けて見えている。
今ここの太陽と、未来のあそこの太陽が、月を照らしている。
しかし、何故か、二つの太陽が照らす月の表面は暗黒で、照らしていない方が輝いている。
月の裏側だからだろう。
海の上をハイウェイが通り、車が列をなして向こうからこちらに向かって走って来ているようだ。
その海原の向こうには噴煙を上げて噴火している富士山が見える。
だれか、今で言う“フライング・ヒューマノイド”が、海原の上空すれすれを滑空し、噴火している富士山に向かって飛行している。
富士山の上にかかった雲は雨を降らせ、その雨雲の上に人の子が乗っかっているのが見える。
もう一人の僕は、家の中で目をつぶって窓から顔を出している幼い子供だ。
その閉じ込められた家の屋根の上には、馬が走っている。
彼女に向かってひた走る馬。
知識の宝庫である数々の書物に目もくれず、性の象徴である馬は、ひたすら彼女の方へ向かって走って行く。
今では薄汚れてしまった落書き。
これを描いていたときは、あまりいい気持ちはしなかった。
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by hoshius | 2005-02-15 23:00


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